第５章　ユーティリティ

5.10 総額表示内税変更

5.10.1 概要

消費税の総額表示方式に対応するため、現在外税方式で登録されている箇所を内税方式に一括変更する作業を行います。
商品の単価や契約単価およびランク単価の内税変更は、以下の例のように端数処理や変更後の小数桁位置の指定条件に基づいて計算されます。
　
例１）外税単価120円のガソリンを内税単価にします。
端数処理は四捨五入して、整数の単価にします。
（消費税率10％として）
120円×1.1=132円
　
例２）外税単価80円(軽油引取税込み)の軽油を内税単価にします。
端数処理は軽油引取税込みで行い、切り捨てて小数1桁にします。
（消費税率10％、軽油引取税32.10円として）
①軽油本体の単価を計算します。80円－32.10円＝47.9円
②内税単価にします。47.9円×1.1＝52.69円
③軽油引取税込みの状態にします。52.69円＋32.10円＝84.79円
④端数処理(切り捨てて小数1桁)　　　→　84.7円
　
注意）この処理実行後に、元の外税状態に一括で戻す機能はなく、それぞれ個別に戻す必要があります。
よって実行前に必ずデータのバックアップを残しておくようにして下さい。
　
【ＬＡＮ対応版】「総額表示内税変更」はサーバー側アプリケーションに含まれています。

5.10.2 仕様

処理の選択：変更処理の内容を次の５つの中から選択します。
１）外税商品の商品単価・契約単価・ランク単価の内税変更
２）得意先台帳における外税商品の入力税区分変更
３）得意先台帳における内税商品の入力税区分変更
４）仕入先台帳における外税商品の入力税区分変更
５）仕入先台帳における内税商品の入力税区分変更
内税変更後単価の端数処理：内税変更後の単価に端数が生じた場合の処理方法を、四捨五入・切り捨て・切り上げの中から選択します。初期値は四捨五入です。
課税軽油単価の端数処理：課税軽油単価の端数処理を行う場合、軽油引取税込みの状態で行うか、または軽油引取税抜きの状態で行うかを選択します。初期状態では、軽油引取税込みの状態で端数処理します。
現在の単価が整数の処理：変更前の単価が整数の場合に、変更後の状態を次の３つから選択します。初期状態では、内税処理後に小数２桁とします。
１）内税処理後も整数
２）内税処理後に小数１桁
３）内税処理後に小数２桁
現在の単価が小数の処理：変更前の単価が小数の場合に、変更後の状態を次の３つから選択します。初期状態では、内税処理後に小数２桁とします。
１）内税処理後に小数１桁
２）内税処理後に小数２桁
３）内税処理後に整数

5.10.3 総額表示内税変更　実行手順

手順１）次のいずれかの方法で「総額表示内税変更」画面を表示します。
・[ユーティリティ]メニューの[総額表示内税変更]ボタンをクリックします。。
・メニューバーの[ユーティリティ]－[総額表示内税変更]をクリックします。
【ＬＡＮ対応版】管理機能メニューから［総額表示内税変更］をクリックします。
　
　
手順２）処理内容の選択をします。
手順３）内税変更後単価の端数処理方法を選択します。
手順４）課税軽油単価の端数処理方法を選択します。
手順５）現在の単価が整数のものについて、変更後の小数以下の桁数を選択します。
手順６）現在の単価が小数のものについて、変更後の小数以下の桁数を選択します。
手順７）[実行]ボタンをクリックします。すると、実行確認のダイアログボックスが表示されますので、ＯＫであれば、[はい]ボタンをクリックします。
以上で、設定した条件に基づき、総額表示内税変更が実行されます。

【マニュアル目次】

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E-mail:support@yukisoft.co.jp

第５章 ユーティリティ

5.10 総額表示内税変更

5.10.1 概要

5.10.2 仕様

5.10.3 総額表示内税変更 実行手順

第５章　ユーティリティ

5.10.3 総額表示内税変更　実行手順