高知県中土佐町上ノ加江の磯釣り情報
海釣りファン人気魚が豊富な穴場的存在の磯、上ノ加江の磯釣り
高知県中西部中土佐町の太平洋側に面した上ノ加江地区は、土佐湾に連なる同町の久礼地区と矢井賀地区の間に存在し、高知自動車道の中土佐ICに近く非常に交通の便の良い、手軽に本格的な海釣りを楽しめる絶好の釣りポイントです。
上ノ加江地区は、岩礁地帯の多い海岸に恵まれ、グレをはじめとする上物や石鯛・イシガキダイなどの底物も豊富で、知る人ぞ知る高知県内有数の磯釣り場です。冬期の北西の風の強い悪条件の際にも竿を出せる碆(ハエ)が多く、A級磯的な存在の大津崎のウマノセ・矢田部崎の黒ハエなど磯釣りファンにも人気の高い豊富な磯群に恵まれ常連客も多数います。
磯釣りのメッカ高知県西部地域などに較べてやや地味なダークホース的な存在ですが、あまり釣り荒らされていない分、上物・底物共に豊富で1日で2桁の石鯛やイシガキダイの釣果の人もいます。
ゆったりした釣行日程で本格的な海釣りを楽しみたい方にはピッタリの磯釣りポイントです。なお、上ノ加江の磯は、大津崎・押岡方面の東磯(上磯)と加江崎・矢田部崎方面の西磯(下磯)の2グループに分かれています。
◎上ノ加江の渡船情報
渡船業者 |
●藤沢渡船(船頭:藤沢丈志) 090−1576−8233 0889−54−0162
●日の丸渡船(船頭:江崎和仁) 080−6396−0670 |
定休日 |
なし(臨時休業あり) |
出船 |
夏期5時頃、冬期6時30分頃 |
納竿 |
午後3時頃 |
料金 |
4,000円、弁当:なし |
ハエ予約 |
電話にて可能。また予約なしで当日船頭と打ち合わせも可能。 |
駐車場 |
|
宿泊 |
近隣に民宿(トミ丸0889-54-0306) |
【上ノ加江・東磯・大津崎グループ】
【上ノ加江・東磯・押岡グループ】
【上ノ加江・西磯・加江崎グループ】
【上ノ加江・西磯・矢田部グループ】
この丸バエから連なって先端部に存在する三角バエは、小さいハエで定員1名です。
このハエも波に弱く凪ぎの日でないと渡船を着けることができないようです。
なお、このハエの正面にはシモリ・ハエがあります。丸バエ、三角バエ共に冬期に良型グレが狙えます。
大津崎の岡の平バエはグレなどの上物中心の磯です。この付近の磯群の中では、良い場所に位置していますが、かなり低いハエで、少しの波で海水をかぶる波に弱い磯です。
また、満潮の時は船の乗り降りができないので注意してください。
それと満潮時以外でも、船からハエに降りる場合は飛び降りる必要が、
またハエから船に乗る場合は飛び上がる必要があるので、
若くて足腰に自信のある人以外は渡礁は難しいので要注意です。
以上のように波に弱いのと、渡船とハエとの乗り降りに難がありますが、釣りポイントに恵まれた磯であり、良型グレの実績も豊富です。
波にも強い磯で、背後に大津崎の断崖絶壁を控え、冬場の北西風が強い日でも比較的風の影響を受けにくく、竿出しが可能です。
このウマノセは、上ノ加江・磯の釣果情報ページにも度々登場する上ノ加江・磯を代表するハエの一つと言えます。
釣果実績も豊富で、上物グレの50.5cm(2014年1月4日)の実績もあります。
キリンバエ(写真下)はウマノセの斜め後ろ(平バエ側)に位置する低いハエで、
波に弱く凪ぎの時しか上がれないが、ウマノセとの間に存在する水道を狙える穴場的な磯です。
大津崎のハザマは、奥まった場所(バンドウの北側)に位置し、
北西の風や波に強い磯で、主に上物狙いのハエです。
過去の実績からも良型グレの釣果や大型の真鯛が釣れています。
参考)2014年1月12日真鯛53cmの釣果。
このバンドに隣接(西のヨコバエ側)し、バンドから渡って行ける小さなハエがバンドのヘリ(写真下)で、この小型のハエも上物グレの50cmの釣果実績(2013年1月31日)のあるハエです。
大津崎のヨコバエ(写真上)は、上ノ加江磯・大津崎グループでは、最南端に位置し、
上物・底物共に狙えます。
底物は船着き場付近で可能です。
この大津崎のヨコバエではハエ東側先端部において釣り棚竿1本程度で、上物グレ51cmの釣果実績(2011年2月3日)があります。
このヨコバエの陸側に位置するのがナガツキ
(写真下)で、比較的大きなハエで、前方に
シモリがあり、上物狙いのハエです。
押岡のヒラバエは、七浦崎の東端に位置し波の影響を受けやすい磯で、主に上物狙いの釣りポイント範囲の広い磯です。波に弱いハエです。
押岡のスズメは、船着き場が3箇所ある大きな磯で風波にも強く、
磯の中をさらに3つのエリアに分け、
スズメ沖、
スズメ西、
スズメ浦の名称が付いています。
グレなど上物はもちろん、スズメ沖の船着き付近では底物も狙えます。
押岡のスズメは波に強いハエで、波が高く他のハエに渡礁出来ないような状況でも
このハエでは竿出し可能な場合が多々あります。良型のグレやチヌ、アオリイカなどを狙えます。
小磯の大バエは、東磯グループの中では最も上ノ加江港寄りに位置し、
主にグレやチヌなどの上物狙いの磯です。特に大型チヌの実績が多い磯です。
加江崎の長ハエは、波に強い磯で、船着き場の北北東から東南東にかけての広範囲で上物が狙えます。
底物は船着き場の北北東から東にかけての範囲で可能です。上物・グレや底物・石鯛、イシガキダイの良型実績も豊富な磯で、上ノ加江・磯の釣果情報ページにも頻繁に登場します。
加江崎の松バエは、北西の風にも波にも強い磯で、主にグレなどの上物狙いのハエです。
加江崎のゴンバエは、上物の実績の多い磯ですが、波に弱い磯です。
特に良型グレの実績が豊富で、上ノ加江・磯の釣果情報ペーッジにも頻繁に登場する名前の知れたハエです。
加江崎のアシナガ・アシカバエは共に上物中心の磯です。
アシナガの南方角に位置するアシカバエは船着き場が2箇所あり、波・潮位によって使い分けています。
小型のハエですが、厳冬期にアシカバエにおいて上物グレ50cm(2011年1月25日)の実績があります。
加江崎のタカバエは、主にグレなどの上物狙いの磯です。
加江崎のスズメは北側にタカバエを控え北西の風に強い磯で、上物・底物共に狙えます。
底物はハエの南東向き付近で可能です。良型のグレや石鯛・石垣鯛の実績も多く、上ノ加江・磯の釣果情報ページにも頻繁に登場します。
加江崎のタツクリは2つの磯があり、北西側が岡のタツクリ、南東側が沖のタツクリです。
共に波に弱く、主に上物狙いのハエです。
矢田部崎のセンチはグレなど主に上物狙いの磯で、ハエの北東〜南東一帯が釣りポイントになります。
良型グレが狙える波に強い磯です。
マルタカ(右写真)はセンチの岡寄りのハエで、波が高くセンチに渡礁できない時などに利用可能。
矢田部崎の大バエは船着き場付近で底物が、またハエの東側一帯で上物が狙えます。
北東の風・波に弱い磯です。良型グレをはじめイサキ、ハマチ、シマアジなどが釣れます。
矢田部崎のヒデンは上と下の2つの磯があり、北側がヒデン(上)南側がヒデン(下)です。
共に上物中心の波に弱いハエです。
矢田部崎の小島は、名前に反して上ノ加江の磯群の中では最大の面積を持つ大きなハエ(碆)です。
釣り場および船着き場は、ハナ、千畳(別名ヘリ)、六斗目、小島下、松の下、ウドのクチの6箇所あります。
風波に強い磯で、底物はハナの辺りで、また上物は6箇所全ての釣り場で狙えます。
小島は釣りポイントも多く、釣果実績も豊富で、過去には小島ヘリにて上物グレ50cmの実績(2012年1月5日)もあります。
沖に出たハエでもあり、東南の風・波に弱い磯ですが、
大型の上物・底物共に狙える上ノ加江のA級磯の一つで、かなり人気のある磯です。
船着き場は北と南の2箇所あり、波の状態により使い分けています。
底物のポイントは磯の南側辺りです。写真(上)は東南より見た黒ハエです。
写真(下)は、南西より見た黒ハエ(写真奥のハエ)。
手前の2つのイカダは隣接する矢井賀の釣りイカダ(1号・3号)。
この黒ハエは実績も豊富で、過去にも底物石鯛の60cm以上の釣果実績
(
石鯛64cm:2015年12月29日,2013年12月16日、
石鯛62cm
:2013年11月22日、
石鯛61cm:2010年11月30日)があります。
YouTube動画で見るクロハエ