ガソリンスタンド仕入・販売・在庫管理システム SSS for Windows ユーザーズ・マニュアル
【
マニュアル目次
】
第9章 在庫管理
9.1 期首在庫
9.2 棚卸一括調整
9.3 商品在庫一覧表
9.4 商品受払簿
9.3 商品在庫一覧表
9.3.1 商品在庫一覧表について
商品在庫一覧表は、対象月の月末現在の商品別在庫状況を一覧表にしたものです。
[台帳管理]−[商品体系]
にて設定済みの体系に従って大・中・小分類別の合計も集計します。
棚卸資産の評価方法は
[初期設定]−[在庫管理]
で設定します。
なお課税軽油については、在庫金額や粗利の計算は軽油引取税込みの金額で行います。
■棚卸資産の評価方法
SSS for Windowsで採用している棚卸資産の評価方法は次の3つです。
A)最終仕入原価法
対象期間内の最終仕入年月日の仕入単価をもって棚卸商品額を計算する方法です。
在庫金額=在庫数量×最終仕入単価
B)総平均法
対象期間内の仕入総額を仕入総数量で割って、棚卸商品額を計算する方法です。
総平均単価=期間中の仕入総額/期間中の仕入総数量
在庫金額 =在庫数量×総平均単価
C)移動平均法
単価の異なる商品を仕入れる度に、その仕入金額と直前の在庫品価額を 合計したものを仕入れ後の総数量で割って平均単価を計算し、この値を棚卸商品額を計算する際の単価とする方法です。
D)先入先出法
先に仕入れた商品から先に販売されたものとし、棚卸商品額はより最近仕入れた商品から順に残っているものとして計算する方法です。
■各項目の説明
前月在庫(数量)
:商品毎の前月末現在の在庫数量
前月在庫(金額)
:前月在庫数量×前月原単価
当月受入(数量)
:商品毎の当月仕入数量
当月受入(金額)
:商品毎の当月仕入金額
当月払出(数量)
:商品毎の当月販売数量
当月払出(金額)
:商品毎の当月販売金額
当月粗利(率%)
:(当月粗利金額÷当月払出金額)×100%
当月粗利(金額)
:当月払出金額−当月払出数量×当月原単価
当月調整数量
:商品毎の当月調整数量。対象となるデータは次の通り。
@取引区分が自家使用(18)のデータ
A単価・金額がゼロで数量のみの在庫調整用のデータ
対象取引区分:仕入(10)、仕入返品(11)、売上(10)、売上返品(11)、品転(17)
当月在庫(数量)
:前月在庫数量+当月受入数量−当月払出数量+当月調整数量
当月在庫(金額)
:当月在庫数量×当月原単価
原単価
:
※原単価の算出方法
を参照
回転率
:当月払出金額÷((前月在庫金額+当月在庫金額)÷2)
■原単価の算出方法
A)最終仕入原価法の場合
手順1)当月末(あるいは前月末)から期首の方へさかのぼって検索し、 仕入数量および仕入金額が共にゼロでない仕入データを探す。
手順2)該当データが存在した場合、その単価を原単価とする。 この時、単価がゼロであれば金額と数量から単価を逆算する。
手順3)該当データが存在しない場合、期首在庫数量と期首在庫金額から原単価を計算する。
手順4)ここでも計算不能の場合は、商品台帳の仕入単価を単価とする。
B)総平均法の場合
・当月総平均単価(当月原単価)=当月内の総仕入金額÷当月内の総仕入数量
・前月総平均単価(前月原単価)=前月内の総仕入金額÷前月内の総仕入数量
C)移動平均法の場合
・当月移動平均単価(当月原単価)=移動平均法で計算された当月内の最終単価
・前月移動平均単価(前月原単価)=移動平均法で計算された前月内の最終単価
■表示データについて
A)期間内に明細がある商品
指定した月度内に売上・仕入あるいは在庫調整用の明細がある商品のみ表示します。
B)全商品
全ての商品について表示します。
C)在庫プラスの商品
指定した月度の在庫がプラスの商品のみ表示します。
D)在庫マイナスの商品
指定した月度の在庫がマイナスの商品のみ表示します。
■出力オプションについて
出力オプションの「軽油税を含めて計算する」にチェックを入れて出力した場合、 軽油商品の原単価や在庫金額に軽油引取税分を加算して出力します。
9.3.2 商品在庫一覧表の作成手順
手順1)
次のいずれかの方法で「商品在庫一覧表出力指示」画面を表示します。
・[在庫管理]メニューの[商品在庫一覧表]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[在庫管理]−[商品在庫一覧表]をクリックします。
手順2)
対象商品を指定します。無指定の場合は、全商品が対象になります。
手順3)
営業所を入力します。無指定の場合は、全営業所が対象になります。
手順4)
対象月を「年/月」の形式で入力します。
手順5)
出力先を画面表示またはプリンタのいずれかより選択します。
出力先にプリンタを選択した場合には、プリンタの指定および用紙等の設定を行います。
また、印刷を実行する前に出力内容を確認するには[印刷プレビュー]ボタンまたは メニューバーの[処理]−[印刷プレビュー]をクリックします。
手順6)
表示したいデータを次の4つから選択します。
・期間内に明細がある商品
・全商品
・在庫プラスの商品
・在庫マイナスの商品
手順7)
以下の出力オプションを選択します。
・明細を出力する
・合計を出力する
・軽油税を含めて計算する
手順8)
[出力]ボタンをクリックします。
以上で、設定した条件に基づいて商品在庫一覧表が画面またはプリンタに出力されます。
9.3.3 商品在庫一覧表 画面表示機能一覧
画面表示上の機能を説明します。
操作方法は、「
第2章 2.7 各一覧画面表示上の機能説明
」 を参照して下さい。
表示内容を印刷するには
・ツールボタンの[印刷]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[印刷]をクリックします。
なお、表示内容を印刷する場合には、あらかじめプリンタおよび用紙の設定内容を確認します。
設定内容を確認するには
・ツールボタンの[ページ設定]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[ページ設定]をクリックします。
必要であれば設定内容を変更します。また、プリンタも印刷可の状態になっているか確認します。
印刷内容をプレビューするには
・ツールボタンの[プレビュー]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[印刷プレビュー]をクリックします。
なお、表示内容を印刷プレビューする場合には、あらかじめプリンタおよび用紙の設定内容を確認します。
設定内容を確認するには
・ツールボタンの[ページ設定]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[ページ設定]をクリックします。
必要であれば設定内容を変更します。
表示内容をテキストファイルに出力するには
・ツールボタンの[テキスト]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[テキストファイルに出力]をクリックします。
別の営業所のデータを参照するには
次のいずれかの方法で参照できます。
・メニューバーの[営業所]−[次 営業所]をクリックします。
・メニューバーの[営業所]−[前 営業所]をクリックします。
・メニューバーの[営業所]−[先頭 営業所]をクリックします。
・メニューバーの[営業所]−[最終 営業所]をクリックします。
・一覧表画面右上部の[営業所情報]移動ボタンをクリックします。
全営業所合計を参照するには
・ツールボタンの[全営業所合計]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[営業所]−[全営業所合計]をクリックします。
別の分類(大中小)のデータを参照するには
次のいずれかの方法で参照できます。
・メニューバーの[商品分類]−[大(中小)分類]−[次 大(中小)分類]をクリックします。
・メニューバーの[商品分類]−[大(中小)分類]−[前 大(中小)分類]をクリックします。
・メニューバーの[商品分類]−[大(中小)分類]−[先頭 大(中小)分類]をクリックします。
・メニューバーの[商品分類]−[大(中小)分類]−[最終 大(中小)分類]をクリックします。
・一覧表画面右上部の[商品分類]−[大(中小)分類]移動ボタンをクリックします。
項目幅を標準に戻すには
・メニューバーの[表示]−[標準レイアウトに戻す]をクリックします。
9.1 期首在庫
9.2 棚卸一括調整
9.3 商品在庫一覧表
9.4 商品受払簿
【
マニュアル目次
】
株式会社ユーキソフト
URL
https://www.yukisoft.co.jp
E-mail:
support@yukisoft.co.jp
Copyright (c) Yukisoft Co., Ltd. All Rights Reserved.