ガソリンスタンド仕入・販売・在庫管理システム SSS for Windows ユーザーズ・マニュアル
第3章 初期設定
3.1 基本項目の設定
3.1.1 概要
- 初期設定の中で、システム全般に関わるような基本的な項目について設定します。
消費税や軽油引取税に関する設定も、ここで行います。
3.1.2 基本項目の仕様
- 1)全般
- 暦区分:当システムで使用する暦区分を、西暦または和暦のいずれかに設定します。デフォルトは西暦です。
- 画面一覧表のフォント(字体):各種帳票の画面表示の際の文字の種類およびサイズを変更できます。
デフォルトはMSゴシック・10ポイントです。
- 画面一覧表の行の色:各種帳票の画面表示における背景の行の色を変更できます。
デフォルトは奇数行が白、偶数行が灰色です。それぞれの行の色の変更は、
[奇数行色設定(O)]または[偶数行色設定(E)]ボタンをクリックして行います。
- レーザープリンタ印刷フォント(字体):レーザープリンタを用いて各種帳票を印刷する際のフォント(字体)を指定できます。
デフォルトはMS明朝です。[フォント選択(2)]ボタンをクリックして指定します。
なお、フォント種別のみ指定可能で、フォントのスタイルやサイズは指定できません。
- ドットプリンタ印刷フォント(字体) 複写式請求書・納品書・領収書:ドットプリンタを用いて複写式の各種帳票(請求書、納品書、領収書など)を印刷する際のフォント(字体)を、プリンタ側フォントまたはシステム側フォントのいずれか選択できます。デフォルトはプリンタ側のフォントです。なおシステム側のフォントを選択された場合は、”MS明朝”に固定となります。
- タックシール種別:顧客管理などでタックシールに宛名書きを行う際のタックシール種別を選択します。
- 数値入力方法:キーボード右側の「テンキー」を使用して数値入力を行う場合にチェックを入れます。
チェックを入れるとNumLockが常にONになり数値入力モードを維持できる為、
誤操作等によりNumLockがOFFとなり数値が入力できなくなる状態を回避できます。
- 基本的にデスクトップパソコンはチェック有り、ノートパソコンはチェック無しの設定となります。
初期値はインストール時にデスクトップパソコンかノートパソコンか選択した時に設定されます。
- バックアップ:終了時に自動でバックアップを取る場合にチェックを入れ、バックアップ先フォルダを指定します。
- バックアップ先は、デフォルト(無指定時)でシステムをインストールしたディレクトリとなります。
- バックアップ先ディレクトリ内のBackup1〜7フォルダにデータのバックアップが保存されます。
- 日曜日はBackup1フォルダ、月曜日はBackup2フォルダ・・・土曜日はBackup7フォルダに保存されます。
-
- 2)消費税
- 適用開始日:消費税率の適用開始日を「年/月/日」の形式で入力します。
- 標準税率:標準税率を 0〜99 %の数値で入力します。
- 軽減税率:軽減税率を 0〜99 %の数値で入力します。
- 当システム発売日以前の消費税適用開始日・標準税率・軽減税率は規定値が設定済みで、変更不可となっています。
- 消費税の端数処理:消費税の端数処理の方法を、四捨五入・切り捨て・切り上げの3つの中から選択します。
この設定は、仕入先や得意先の台帳登録時の既定値となります。
-
- 3)軽油引取税
- 軽油引取税 適用開始日:軽油引取税の適用開始日を「年/月/日」の形式で入力します。
- 軽油税(円/g):軽油1gあたりの軽油税を0〜999.99円/gの数値で入力します。
- 軽油税の端数処理:軽油税の端数処理の方法を、四捨五入・切り捨て・切り上げの3つの中から選択します。
この設定は、仕入先や得意先の台帳登録時の既定値となります。
- 軽油(本体・税)計算方式:課税軽油において、軽油本体および軽油引取税の計算を行う際の優先順位を選択します。
デフォルトは、A)軽油引取税優先方式です。この設定は、仕入先や得意先の台帳登録時の既定値となります。
- 以下に軽油の販売単価55.5円/g、販売数量26.3g、軽油引取税32.10円/gを例に計算順序を示します。
なお、円未満の端数処理は四捨五入で行うものとします。
- A)軽油引取税優先方式
- 手順1)軽油全体を計算 26.3g×55.5円=1,459.65−>1,460円
- 手順2)軽油引取税を計算 26.3g×32.10円=844.23−>844円
- 手順3)軽油本体を計算 1,460円−844円=616円
-
- B)軽油体優先方式
- 手順1)軽油全体を計算 26.3g×55.5円=1,459.65−>1,460円
- 手順2)軽油本体を計算 26.3g×(55.5円−32.10円)=615.42−>615円
- 手順3)軽油引取税を計算 1,460円−615円=845円
-
- 4)コード入力
- 得意先や商品などの各コードを入力する時に、指定した桁数になるように、
前にゼロを自動的に補正する設定を行います。補正対象のコードにチェックと桁数の設定をします。
- 例)得意先コードを5桁で前ゼロ補正する設定をした場合、
得意先コード00012を入力欄で12と入力すれば、自動的に00012と前にゼロが補われます。
-
- 前ゼロ補正可能なコード
- 得意先コード・仕入先コード・商品コード・車番・担当者コード・部門コード・地区コード・荷姿コード・銀行コード・支店コード
- 前ゼロ補正の設定を行う前に、桁数が揃っていないデータが既に登録されている場合には、前ゼロ補正はできません。
このような場合は、[ユーティリティ]-[コード変更]にて、各コードの桁数を揃える必要があります。
3.1.3 基本項目の設定手順
- 手順1)次のいずれかの方法で「基本項目 設定」画面を表示します。
- ・[初期設定]メニューの[基本項目]ボタンをクリックします。
- ・メニューバーの[初期設定]−[基本項目]をクリックします。
-
-
- 手順2)暦区分など、全般に関する設定を行います。
- 手順3)[消費税]ラベルをクリックし、消費税の設定に関する画面を表示します。
-
-
- 手順4)消費税の適用開始日を入力します。
- 手順5)標準税率(%)・軽減税率(%)を入力します。
- 手順6)消費税の端数処理を「四捨五入」、「切り捨て」、「切り上げ」のいずれかより選択します。
- 手順7)タブの[軽油引取税]ラベルをクリックし、軽油引取税設定に関する画面を表示します。
-
-
- 手順8)軽油引取税の適用開始日を入力します。
- 手順9)軽油税(円/g)を入力します。
- 手順10)軽油引取税の端数処理を「四捨五入」、「切り捨て」、「切り上げ」のいずれかより選択します。
- 手順11)軽油(本体・税)計算方式を「軽油引取税優先」または「軽油本体優先」のいずれかより選択します。
- 手順12)タブの[コード入力]ラベルをクリックし、コード入力時の前ゼロ補正設定に関する画面を表示します。
-
-
- 手順13)前ゼロ補正を行うコードにチェックをします。
- 手順14)前ゼロ補正する桁数を設定します。
- 手順15)[登録]ボタンをクリックします。