タクシー業務管理システム ハイウェー for Windows ユーザーズ・マニュアル
第8章 給与計算システム
8.1 給与データ入力
8.1.1 概要
8.1.2 給与データ入力に関する仕様
- 登録件数:制限なし
- 給与:給与の対象月度を「年/月」の形式で入力します。
- 年は西暦・和暦共に可能です。[カレンダー]ボタンでの入力も可能です。
- 和暦の場合には元号の略称(令和の場合“R”など)を付けて次の例のように入力します。 例)R10/10
- 賞与:賞与の対象回を「○○年 第○回」の形式で入力します。
- 年は西暦・和暦共に可能です。[カレンダー]ボタンでの入力も可能です。
- 和暦の場合には元号の略称(平成の場合“R”など)を付けて次の例のように入力します。 例)R10
- 支給日:給与または賞与の支払年月日を入力します。
- 支給日は従業員毎にも設定可能です。[カレンダー]ボタンでの入力も可能です。
- 入力順:給与データを入力する際に、コード順に入力するか、フリガナ順に入力するかを選択します。
- 作成済み給与データを再計算する:既に入力済みの給与データを再計算する場合にチェックを入れます。
-
- 参考)従業員台帳で支給額や控除額の値を変更しただけでは、既に入力済みの給与データには反映
されません。
- 入力済みの給与データにこれらの変更額を反映させるには、この再計算処理を実行する必要があります。
-
- 給与データ作成状況一覧:[給与データ作成状況一覧]ボタンをクリックすると、
対象月度の給与データ作成状況一覧表を別画面にて表示します。
- 従業員:初期従業員としてコード順あるいはフリガナ順の先頭従業員(在職または休職の)を表示します。
- 従業員の移動は次の3つの方法で可能です。
- 1)フォーカスが従業員コードまたはフリガナ欄にある時、F4キーや「一覧選択」ボタンを押し選択入力できます。
- 2)[移動]ボタンを押します。
- 3)メニューバーの[従業員]メニューから[次従業員][前従業員][先頭従業員][最終従業員]をクリックします。
- 給与区分:対象従業員の給与区分を自動表示します。
- 部門:対象従業員の部門を自動表示します。
- 就労状況:対象従業員の就労状況を自動表示します。
- 支給対象:支給対象と支給対象外を選択します。
- 勤怠:[初期設定]メニューの[給与体系]にて設定した勤怠項目について、各データを入力します。
- 項目毎の整数部および小数部の桁数や算定式の設定および入出力の選択は、給与体系の設定時に行います。
- 勤怠項目の属性設定が「時分」の場合、時分表現(例 3:30)にて入力ができます。
- 支給:[初期設定]のメニューの[給与体系]にて設定した支給項目について、各データを入力します。
- 初期データとして、給与体系の算定式に基づく値や従業員台帳に登録済みの値を表示します。
- 項目毎の税区分の選択や算定式の設定および入出力の選択は、給与体系の設定時に行います。-9,999,999〜9,999,999の数値。
- 控除:[初期設定]メニューの[給与体系]にて設定した控除項目について、各データを入力します。
- 初期データとして、給与体系の算定式に基づく値や従業員台帳に登録済みの値を表示します。
- 項目毎の算定式の設定および入出力の選択は、給与体系の設定時に行います。-999,999〜999,999の数値。
- 社会保計:社会保険料計は「健康保険料+介護保険料+厚生年金保険料+雇用保険料」の値を自動表示します。(表示のみ)
- 課税対象:課税対象額は支給額合計より社会保険料計および非課税の支給額を差し引いた値を自動表示します。(表示のみ)
- 支給額合計:支給額の合計を自動計算し表示します。(表示のみ)
- 控除額合計:控除額の合計を自動計算し表示します。(表示のみ)
- 差引支給額:差引支給額は「支給額合計−控除額合計」の値を自動計算し表示します。(表示のみ)
- 銀行振込:給与の支給区分が“振込”、“現金・振込併用(振込固定)”、
“現金・振込併用(現金固定)”の従業員の振込金額を自動表示します。
8.1.3 給与(賞与)データを入力するには
- 手順1)次のいずれかの方法で、「給与データ入力(1/2)」画面を表示させます。
- ・[給与計算]メニューの[給与データ入力]ボタンをクリックします。
- ・メニューバーの[給与計算]-[給与データ入力]をクリックします。
-
-
- 手順2)対象となる従業員の範囲を、従業員コード(フリガナ)で指定します。
- 従業員を無指定の場合は、全従業員が対象となります。
- 従業員はF4キーまたは[一覧選択]ボタンを押して選択入力できます。
- 手順3)入力順を‘従業員コード’または‘フリガナ’のいずれか選択します。
- 手順4)対象データを‘給与’または‘賞与’のいずれか選択します。
- 手順5)給与の場合は対象月度を、また賞与の場合は対象年/回を入力します。
- 初期値として前回入力値の次の月(回)を表示します。
- [カレンダー]ボタンを使用して対象月度または対象年の入力も可能です。
- 手順6)支給日を入力します。(既に入力済みデータの修正の場合は不要)
- 手順7)オプションの“作成済み給与データを再計算する”の選択を行います。
- 再計算する場合はチェックを入れます。
- 手順8)給与データ作成状況一覧を参照する場合は、[給与データ作成状況一覧]ボタンをクリックします。
- 手順9)[次へ]ボタンをクリックすると、給与(賞与)データの初期データを作成します。
- 初期データは、就労状況が‘在職’または‘休職’の人が対象です。
- 手順10)「給与データ入力(2/2)」画面が表示されます。必要に応じて従業員を選択します。
-
-
- 手順11)必要に応じて支給日の変更や支給対象(対象外)を選択します。
- [カレンダー]ボタンを使用して支給日の入力が可能です。
- 手順12)勤怠・支給・控除の各項目に対応するデータを入力します。
- 手順13)別の従業員への移動は、次のいずれかの方法で行います。
- A)従業員コードまたはフリガナ欄にフォーカスがある状態で、F4キーまたは[一覧選択]ボタンを押し、
「従業員 選択入力」画面を表示し対象の従業員を選択します。
- B)[移動]ボタンをクリックします。
- C)メニューバーの[従業員]メニューを操作して従業員を選択します。
- 手順14)自動計算された値を直接変更した後、再び初期状態に戻したい場合は、
ツールボタンの[再計算]ボタンをクリックします。
- すると、現在の給与体系と従業員台帳の設定内容に基づいて自動的に再計算し直します。
- 手順15)ツールボタンの[処理終了]ボタン、またはメニューバーの[処理]-[終了]をクリックして作業を終了します。
8.1.4 登録済の給与(賞与)データを削除するには
- 登録済みの給与(賞与)データを直接削除する機能はありませんが、
「給与データ入力(2/2)」画面で該当するデータを“支給対象外”に設定することにより、当データを給与計算から除外します。
-
- 【参考】指定年以前の給与(賞与)データを一括して削除するのは、
[ユーティリティ]メニューの[データ更新]の中で実行できます。