ガソリンスタンド仕入・販売・在庫管理システム SSS for Windows ユーザーズ・マニュアル
【
マニュアル目次
】
第11章 LPG対応版
LPG対応版では、一般家庭用LPGの販売管理・容器管理を行います。
LPG検針・配送伝票の発行やLPG容器配送予測などの機能もあります。
また、別オプションでハンディターミナルを利用したシステムやLPG保安管理も利用可能です。
11.1 LPG初期設定
11.2 LPG台帳
11.3 LPG販売管理
11.4 LPG容器管理
11.5 LPGハンディターミナル
11.6 LPG保安管理
11.1 LPG初期設定
11.1.1 基本項目
11.1.2 料金表の設定
11.1.1 基本項目
11.1.1.1 概要
LPGの基本項目に関する初期設定を行います。
11.1.1.2 LPG基本項目の仕様
1)全般
商品コード
:LPG商品の対象となる商品コードを指定します。あらかじめLPG商品を、商品台帳で設定しておく必要があります。
F4
キーまたは[一覧選択]ボタンを押すと選択入力ができます。
単位変換比率(Kg/m3)
:単位変換比率(Kg/m3)を0〜9.999の範囲で設定します。LPG商品の在庫管理に利用します。
産気率(m3/Kg)
:産気率とは、ガスを発生する比率の事で 、LPG10kgの当たりのガス・メーターの回転数(m3)で表します。
例えば、産気率0.482では、0.482m3が1kgになります。 この産気率の値は、
配送予測
で仕様します。
メーター桁数(整数)
:メーターの整数部の桁数を3〜8の範囲で入力します。なお、小数部は1桁固定です。
メーター番号
:メーター番号を使用するか、使用しないかを選択します。 メーター番号を使用する場合は、メーター毎に料金表を設定できます。 メーター番号を使用しない場合は料金表は1種類のみとなります。
容器管理
:容器管理を実施するか、実施しないかを選択します。
料金表設定
:LPG料金表をメーター毎に設定するか、得意先毎に設定するかを選択します。
基本料金(請求書・LPG検針配送伝票)
:請求書やLPG検針配送伝票において、基本料金の表示を行うかどうかの選択をします。
請求書のLPG明細を基本料金と従量料金の2行に分ける方法
検針伝票日付の初期値
:LPG売上処理画面の伝票日付の初期値を設定します。 デフォルトは現在日ですが、前日を初期値にする場合は−1を、また翌日を初期値にする場合は1を指定します。(-9〜9の数値)
2)検針伝票
検針・配送伝票用紙
:使用する検針伝票用紙を選択します。 専用用紙(複写式連続用紙)の場合は、タイプ1〜3の全3種類の中から選択します。 汎用単票用紙(カット紙)の場合は、「汎用カット紙(単票)」を選択します。
検針・配送伝票用紙の種類により出力可能な項目が異なります。次表で○印の付いている項目は、選択可能な項目です。
複写式連続用紙の複写1枚目は検針容器授受票、複写2枚目が検針配送納品書、複写3枚目が検針請求・領収書となります。
汎用カット紙も同様に、1枚目は検針容器授受票、2枚目が検針配送納品書、3枚目が検針請求・領収書と3枚印刷されます。
今回指針
:検針伝票に、今回指針を出力するか否かを選択します。
前回指針
:検針伝票に、前回指針を出力するか否かを選択します。
ご使用量
:検針伝票に、ご使用量を出力するか否かを選択します。
前回使用量
:検針伝票に、前回使用量を出力するか否かを選択します。
前回残高
:検針伝票に、前回残高を出力するか否かを選択します。
今回ご請求額
:検針伝票に、今回ご請求高を出力するか否かを選択します。
今回料金
:検針伝票に、今回料金を出力するか否かを選択します。
消費税
:検針伝票に、消費税を出力するか否かを選択します。
合計
:検針伝票に、合計を出力するか否かを選択します。
自社情報
:検針伝票に、自社情報を出力するか否かを選択します。
ロゴ
:検針伝票に、ロゴを出力するか否かを選択します。
自社印
:検針伝票に、自社印を出力するか否かを選択します。
自社印の大きさ調整
:自社印の大きさを調整します。汎用単票用紙(カット紙)の場合のみ有効。
1桁=横方向に半角1文字分調整し、縦方向に明細1行分調整します。
プラスの値で設定すると自社印のサイズが拡大、マイナスの値で設定すると自社印のサイズが縮小します。
ロゴの大きさ調整
:ロゴの大きさを調整します。汎用単票用紙(カット紙)の場合のみ有効。
1桁=横方向に半角1文字分調整し、縦方向に明細1行分調整します。
プラスの値で設定するとロゴのサイズが拡大、マイナスの値で設定するとロゴのサイズが縮小します。
検針伝票連続Noの現在値
:検針伝票の連続Noの現在値を変更する場合に、0〜999999999の範囲で変更ができます。
宛名部分の印刷位置調整
:宛名部分の上と左の印刷開始位置調整値を設定します。 検針票の種類によって、入力単位が異なります。
・複写式連続検針票:1行=1/6インチ(約4.2mm)、1桁=1/10インチ(2.54mm)
・汎用紙カット紙(単票):1行=明細1行分、1桁=半角1文字分
「上」にプラスの値で設定すると下にずれ、マイナスの値で設定すると下にずれます。 「左」にプラスの値で設定すると右にずれ、マイナスの値で設定すると左にずれます。
自社印の印刷位置調整
:自社印の上と左の印刷開始位置調整値を設定します。
汎用単票用紙(カット紙)の場合のみ有効。1行=明細1行分、1桁=半角1文字分。
「上」にプラスの値で設定すると下にずれ、マイナスの値で設定すると上にずれます。 「左」にプラスの値で設定すると右にずれ、マイナスの値で設定すると左にずれます。
ロゴの印刷位置調整
:ロゴの上と左の印刷開始位置調整値を設定します。
汎用単票用紙(カット紙)の場合のみ有効。1行=明細1行分、1桁=半角1文字分。
「上」にプラスの値で設定すると下にずれ、マイナスの値で設定すると上にずれます。 「左」にプラスの値で設定すると右にずれ、マイナスの値で設定すると左にずれます。
請求書用紙カラー設定
:検針・配送伝票用紙が汎用カット紙(単票)の場合において、 用紙の色および濃度を設定できます。
3)配送予測
安全率
:配送予測のための安全率(シングル用・ダブル用)を0〜999.9の範囲で入力します。
基準値を100とし、100を越える場合は安全側に、つまり配送サイクルを短めに予測することになります。 逆に100未満の場合は、非安全側に予測することになります。
PG得意先台帳にて、個別に安全率を設定した場合は、LPG得意先台帳の設定が優先されます。
安全日数
:配送予測のための安全日数(シングル用・ダブル用)を-99〜+99の範囲で入力します。
基準値を0とし、プラスの場合は安全側につまり配送サイクルを短めに予測することになります。 逆にマイナスの場合は非安全側に予測することになります。
LPG得意先台帳にて、個別に安全日数を設定した場合は、LPG得意先台帳の設定が優先されます。
季節変動率
:配送予測のための季節変動率(月毎)を0〜999.9の範囲で入力します。
基準値を100とし、100を越える場合は安全側につまり配送サイクルを短めに予測することになります。 逆にマイナスの場合は非安全側に予測することになります。
11.1.1.3 基本項目の設定手順
手順1)
次のいずれかの方法で「LPG初期設定/基本項目」画面を表示します。
・[LPG]メニュー、[LPG初期設定]の[基本項目]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[オプション]-[LPG]−[LPG初期設定]をポイントし、[基本項目]をクリックします。
手順2)
LPG商品、単位変換率、産気率を設定します。 前もってLPG商品を商品台帳で設定しておく必要があります。
手順3)
メーターの整数部の桁数を設定します。
手順4)
メーター番号を使用するかしないかを設定します。
手順5)
容器管理を実施するかしないかを設定します。
手順6)
料金表をメーター毎に設定するか、得意先毎に設定するか選択します。
手順7)
請求書やLPG検針配送伝票において、基本料金の表示を行うかどうかの選択をします。
手順8)
検針伝票日付の初期値を設定します。
手順9)
タブの[検針伝票]をクリックすると図のような検針伝票の設定に関する画面になります。
手順10)
使用する検針・配送伝票用紙を設定します。
手順11)
検針・配送伝票に印字する各項目の選択や、検針伝票連続Noの現在値を設定します。
手順12)
タブの[配送予測]をクリックすると図のような配送予測の設定に関する画面になります。
手順12)
配送予測係数を設定します。
配送サイクルを自動計算させる場合は、配送予測に関する各種の係数を設定します。
配送サイクルを直接入力する場合には、各種係数の設定は不要です。
なお、安全率・安全日数については、LPG得意先台帳にて得意先毎に設定したものが優先します。
11.1.1.4 基本項目を印刷およびプレビューするには
表示内容を印刷するには
・ツールボタンの[印刷]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[印刷]をクリックします。
なお、表示内容を印刷する場合には、あらかじめプリンタおよび用紙の設定内容を確認します。
設定内容を確認するには
・ツールボタンの[ページ設定]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[ページ設定]をクリックします。
必要であれば設定内容を変更します。また、プリンタも印刷可の状態になっているか確認します。
印刷内容をプレビューするには
・ツールボタンの[プレビュー]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[印刷プレビュー]をクリックします。
なお、表示内容を印刷プレビューする場合には、あらかじめプリンタおよび用紙の設定内容を確認します。
設定内容を確認するには
・ツールボタンの[ページ設定]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[ページ設定]をクリックします。
必要であれば設定内容を変更します。
11.1.2 料金表の設定
11.1.2.1 概要
LPGの料金表を作成します。使用量m3と料金の関係を設定します。
11.1.2.2 料金表設定の仕様
料金表コード
:料金表は複数作成することができます。 ただし、メーターを使用しない場合は料金表コード0の1種類のみとなります。料金表のコードを0〜99の範囲で入力します。
使用量m3と料金
:料金表作成のための定数(使用量m3と料金の関係)を設定します。 第1段目は、基本使用量と基本料金です。使用量の最大値は999.9です。使用量に対応する料金0〜9999.999を0.1m3当りの金額で入力します。
料金きざみ
:基本料金を超過する部分の料金表のきざみ幅を1円・5円・10円のいずれかより選択します。
1円きざみ
:1円未満を四捨五入し、きざみ幅を1円とします。
5円きざみ
:1円の位が0〜2の場合、切り捨てて0円にします。
1円の位が3〜7の場合、5円に丸めます。
1円の位が8〜9の場合、切り上げて10円にします。
10円きざみ
:1円の位を四捨五入し、きざみ幅を10円とします。
1円未満端数処理(または1円の位端数処理)
:料金表の1円未満(または1円の位)の端数処理方法を選択します。
料金きざみが1円または5円の場合は1円未満に対して端数処理を、また料金きざみが10円の場合は1円の位を端数処理します。
作成年月日
:当料金表を新規作成または訂正した年月日を「年/月/日」の形式で入力します。 [カレンダー]ボタンでの入力も可能です。
料金表を作成・補正後、再計算する場合は メニューバーの[オプション]-[LPG]−[LPG初期設定]−[料金表]−[新規作成]の料金表のための定数を変更して下さい。 それによって、料金表は自動的に再計算されます。
11.1.2.3 料金表の設定手順
11.1.2.3.1 料金表の新規作成手順
手順1)
次のいずれかの方法で「LPG初期設定/料金表設定」画面を表示します。
・[LPG]メニュー、[LPG初期設定]−[料金表]の[新規作成]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[オプション]-[LPG]−[LPG初期設定]−[料金表]をポイントし、[新規作成]をクリックします。
手順2)
作成する料金表コードを入力します。
手順3)
料金表作成のための定数を設定します。使用量m3と料金の関係を設定します。 第1段目は、基本使用量と基本料金で、それ以降は使用量の範囲と対応する料金を0.1m3当りの金額で入力します。
手順4)
料金きざみを1円きざみ,5円きざみ,10円きざみのいずれかより選択します。
手順5)
料金表の1円未満(または1円の位)の端数処理方法を選択します。
手順6)
料金表の作成・補正年月日を入力します。
手順7)
印刷は、次のいずれかの方法で行います。
・ツールボタン[印刷]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]―[印刷]をクリックします。
なお、印刷を実行する場合には、ツールボタンの[ページ設定]ボタンまたは メニューバーの[処理]−[ページ設定]をクリックし、プリンタおよび用紙の設定内容を変更します。
また、プリンタも印刷可の状態になっているか確認します。
11.1.2.3.2 料金表の表示・補正手順
手順1)
次のいずれかの方法で「LPG初期設定/料金表補正」画面を表示します。
・[LPG]メニュー、[LPG初期設定]−[料金表]の[表示・補正]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[オプション]-[LPG]―[LPG初期設定]−[料金表]をポイントし、[表示・補正]をクリックします。
手順2)
作成したLPG料金表コードを入力します。
手順3)
LPG料金表定数に基づいて計算されたLPG料金表を表示します。 表示された料金表は、直接値を修正することができます。
手順4)
印刷は、次のいずれかの方法で行います。
・ツールボタン[印刷]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]―[印刷]をクリックします。
なお、印刷を実行する場合には、ツールボタンの[ページ設定]ボタンまたは メニューバーの[処理]−[ページ設定]をクリックし、プリンタおよび用紙の設定内容を変更します。
また、プリンタも印刷可の状態になっているか確認します。
11.1 LPG初期設定
11.2 LPG台帳
11.3 LPG販売管理
11.4 LPG容器管理
11.5 LPGハンディターミナル
11.6 LPG保安管理
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