ガソリンスタンド仕入・販売・在庫管理システム SSS for Windows ユーザーズ・マニュアル
【
マニュアル目次
】
第11章 LPG対応版
LPG対応版では、一般家庭用LPGの販売管理・容器管理を行います。
LPG検針・配送伝票の発行やLPG容器配送予測などの機能もあります。
また、別オプションでハンディターミナルを利用したシステムやLPG保安管理も利用可能です。
11.1 LPG初期設定
11.2 LPG台帳
11.3 LPG販売管理
11.4 LPG容器管理
11.5 LPGハンディターミナル
11.6 LPG保安管理
11.3 LPG販売管理
11.3.1 LPG売上処理
11.3.2 LPG売上明細表
11.3.3 LPG検針・配送伝票
11.3.4 LPG容器配送予測一覧表
11.3.5 LPG軒下在庫一覧表
11.3.1 LPG売上処理
11.3.1.1 概要
LPG売上データを新規に入力したり、入力済売上データの更新や削除を行います。
11.3.1.2 LPG売上処理に関する仕様
登録件数
:制限なし。
検針年月日
:検針年月日を「年/月/日」の形式で入力します。
新規入力時には現在の日付を自動表示しますが変更も可能です。
変更した場合はその日が次回からの初期値となります。
[カレンダー]ボタンでの入力も可能です。
伝票番号
:1〜999999999の数値を自動表示(循環数)。
発券SS
:発券SSコードを半角2桁以内で入力します。
得意先コードと対で指定することによって得意先を特定します。
F4
キーまたは[一覧選択]ボタンを押すと選択入力ができます。
得意先コード
:得意先コードを半角13桁以内で入力します。
発券SSコードと対で指定することによって得意先を特定します。
F4
キーまたは[一覧選択]ボタンを押すと選択入力ができます。
フリガナ
:フリガナを半角10桁以内で入力します。
F4
キーまたは[一覧選択]ボタンを押すと選択入力ができます。
給油SS
:給油SSコードを半角2桁以内で入力します。
F4
キーまたは[一覧選択]ボタンを押すと選択入力ができます。
担当者
:担当者コードを半角4桁以内で入力します。
F4
キーまたは[一覧選択]ボタンを押すと選択入力ができます。
決済区分
:現金・掛の区分を選択します。
摘要
:全角18(半角36)文字以内で現場名など自由に入力できます。検索キーとしても使用可能です。
取引区分
:売上」または「値引」を選択します。
なお、「値引」の場合は+、−の符号入力が可能で、−の場合「値増」扱いとなります。
税区分
:消費税区分(外税,内税,非課税)を選択します。
メーター交換
:あり、なしを選択します。
メーター番号
:メーター番号を半角13桁以内で入力します。
メーター番号を使用しない場合には入力不要。
F4
キーまたは[一覧選択]ボタンを押すと選択入力ができます。
前回指針
:前回指針を整数部3〜8桁、小数部1桁を入力します。
整数部の桁数は、
[LPG初期設定]−[基本項目]
の[全般]で設定します。
今回指針
:今回指針を整数部3〜8桁、小数部1桁を入力します。
整数部の桁数は、
[LPG初期設定]−[基本項目]
の[全般]で設定します。
メーター番号・前回指針・今回指針の入力に関して
「メーター交換なし」の場合は、現メーターにおける各項目の値を入力し、 「メーター交換あり」の場合は、現メーターおよび新メーターの両者の各項目の値を入力します。
使用量
:売上時には、前回指針と今回指針の差を自動表示します。
またその値を変更することも可能です。整数部6桁以内、小数部1桁。なお、値引の場合は「値増」扱いとしてマイナス入力も可能。
金額
:使用量に応じて料金表の金額を自動表示しますが変更も可能です。
なお、取引区分が値引の場合はマイナス入力も可能です。
消費税(外税)
:消費税の計算方法によって以下のようになります。
@請求毎:現金売りの場合のみ、伝票単位の外税消費税を計算・表示
A伝票毎:伝票単位の外税消費税を計算・表示
B明細毎:伝票単位の外税消費税を計算・表示
基本料金
:現時点の基本料金を自動表示しますが、「日割り計算」の場合など必要に応じて変更も可能です。
税率
:消費税率を自動表示します。
消費税率の初期値は、商品台帳の税率区分(販売用)に基づく取引年月日時点の税率です。
なお、LPG商品については、商品台帳の税率区分(販売用)は「経過措置(LPG)」を選択しておいて下さい。
備考
:全角6文字以内で何でも自由に入力できます。
初回のLPG売上について
ある得意先の初回のLPG売上については、 自動的に「メーター交換あり」となり新メーターにおけるメーター番号、前回指針、今回指針を入力するようになっています。
端数処理
@LPG売上金額計算時の端数処理方法は、初期設定の売上関係の端数処理方法に基づきます。
A消費税計算時の端数処理方法は、得意先台帳の消費税端数処理方法に基づきます。
11.3.1.3 LPG使用量の計算方法
LPG使用量の計算は、以下のように「メーター交換」の有無によって異なります。
メーター交換なしの場合
[使用量]=[現メーター今回指針]−[現メーター前回指針]
メーター交換ありの場合
[使用量]=([現メーター今回指針]−[現メーター前回指針])+([新メーター今回指針]−[新メーター前回指針])
11.3.1.4 LPG売上データを新しく登録するには
手順1)
次のいずれかの方法で「LPG売上処理」画面を表示します。
・[LPG]メニュー、[LPG販売管理]の[LPG売上処理]をクリックします。
・メニューバーの[オプション]-[LPG]−[LPG販売管理]をポイントし、[LPG売上処理]をクリックします。
手順2)
入力モードが「更新」モードになっている場合は、次のいずれかの方法で「新規入力」モードにします。
・ツールボタンの[新規入力]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[新規入力]をクリックします。
手順3)
LPG売上処理の各項目を入力します。
Tab
または
Enter
キーにて次項目への移動ができます。
手順4)
[新伝票]ボタンをクリックします。
手順5)
ツールボタンの[処理終了]ボタン、またはメニューバーの[処理]−[終了]をクリックします。
11.3.1.4.1 得意先詳細情報を参照するには
「LPG売上処理入力」画面で[得意先詳細情報]ボタンをクリックすると、入力中の得意先に関する詳細情報を参照できます。
11.3.1.4.2 LPG関連情報を参照するには
得意先詳細情報画面から[LPG関連情報]ボタンをクリックすると、入力中の得意先に関するLPG関連情報を参照できます。
11.3.1.5 登録済みのLPG売上データを確認または更新するには
手順1)
次のいずれかの方法で、「LPG売上処理」画面を表示します。
・[LPG]メニュー、[LPG販売管理]の[LPG売上処理]をクリックします。
・メニューバーの[オプション]-[LPG]−[LPG販売管理]をポイントし、[LPG売上処理]をクリックします。
手順2)
入力モードが「新規入力」モードになっている場合は、次のいずれかの方法で「更新」モードにします。
・ツールボタンの[更新]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[更新]をクリックします。
手順3)
「LPG売上データ検索条件設定」画面が表示されますので、検索の条件(AND条件)を入力します。
手順4)
LPG売上データ検索条件設定画面の[実行]ボタンをクリックします。
手順5)
条件に合うLPG売上データが存在した場合は、それらのデータ群の先頭伝票が表示されます。
手順6)
必要に応じてLPG売上伝票の各項目を修正します。 次項目への移動は
Tab
または
Enter
キーにて行います。 現在作業中の伝票の前後の伝票に移動するには[移動]ボタンを利用します。もし、さらに検索条件を変更して検索作業を行いたい場合には、ツールボタンの[検索]ボタンをクリックします。
11.3.1.5.1 請求書発行済みLPG売上データの更新について
消費税計算方法に「請求単位」を選択されている場合、請求書を発行済みのLPG売上データについては修正や削除は不可となります。
もし、請求書を発行した後に伝票を修正する必要がある時には、 以下のいずれかの方法で「請求書発行取消」画面を表示し、請求書発行の取消を行うことができます。
・[ユーティリティ]メニュー、[データ更新]の[請求書発行取消]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[ユーティリティ]−[データ更新]をポイントし、[請求書発行取消]をクリックします。
請求書発行済の取消方法については、「
第5章 5.2.3 請求書発行取消
」を参照して下さい。
消費税計算方法が「伝票単位」「明細単位」の場合には、 請求書発行後にも伝票を直接修正することができます。
11.3.1.6 登録済みのLPG売上データを削除するには
手順1)
LPG売上データの「新規入力」モードの状態で削除する場合は、 現在入力中のデータが削除の対象となります。
また、「更新」モードの状態では、削除したい伝票を表示します。
手順2)
ツールボタンの[削除]ボタンまたはメニューバーの[編集]−[削除]をクリックします。
手順3)
削除の確認ダイアログ・ボックスが表示されますので、 当データを削除する場合は[はい]ボタンをクリックします。
手順4)
対象データが削除されます。
11.3.1.7 LPG売上データ・チェックリストを印刷するには
「LPG売上処理」入力画面から次のいずれかの方法でLPG売上データチェックリストを印刷します。
・ツールボタンの[印刷]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[チェックリスト]をクリックします。
LPG売上データチェックリストの対象データ
・新規入力モード:現在入力中の全データが対象となります。
・更新モード:指定した条件で検索した全データが対象となります。
なお、LPG売上データチェックリストを印刷する場合には、あらかじめプリンタおよび用紙の設定内容を確認します。
設定内容を確認するには
・ツールボタンの[ページ設定]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[ページ設定]をクリックします。
必要であれば設定内容を変更し、プリンタも印刷可の状態になっているか確認します。
11.3.1.8 メーター交換について
メーター交換の場合の入力は、次の手順で行います。
手順1)
LPG売上処理で「メーター交換」の設定を“あり”に設定します。
また、「更新」モードの状態では、「メーター交換」の対象となる伝票を表示します。
手順2)
現メーター入力領域において「今回指針」の値を入力します。
手順3)
新メーター入力領域において「メーター番号」、「前回指針」、「今回指針」の各値を入力します。
手順4)
使用量については、新旧メーターの指針値から自動的に算出して表示します。
11.3.1.9 請求書のLPG明細を基本料金と従量料金の2行に分ける方法
手順1)
[LPG]-[初期設定]-[基本項目]-[全般]において、 「基本料金(請求書・LPG検針配送伝票)」を表示するにチェックを入れます。
手順2)
[LPG]-[LPG売上処理]において、検針データ入力時に、基本料金を料金表から取得して自動表示します。
途中解約などで日割り計算になる場合は、 手入力または電卓ボタンで基本料金を変更して登録します。
手順3)
[販売管理]-[請求書]において請求書を発行すると、 LPG明細が基本料金と従量料金の2行に分離され印字されます。
11.3.2 LPG売上明細表
11.3.2.1 LPG売上明細表について
LPG売上明細表は、LPG得意先毎の取引内容を1明細毎に出力したもので、任意の期間について作成可能です。
発券SS、得意先範囲、対象期間などの条件を設定して、LPG売上明細表を作成します。
11.3.2.2 LPG売上明細表の作成手順
手順1)
次のいずれかの方法で「LPG売上明細表出力指示」画面を表示します。
・[LPG]メニュー、[LPG販売管理]の[LPG売上明細表]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[オプション]-[LPG]−[LPG販売管理]をポイントし、[LPG売上明細表]をクリックします。
手順2)
対象となるLPG得意先の範囲を、発券SSおよびLPG得意先コードまたはフリガナで指定します。
発券SSおよび得意先を無指定の場合は、全SSの全得意先が対象になります。
手順3)
出力時の並び順を、得意先コードまたはフリガナのいずれかより選択します。
手順4)
地区を指定します。
手順5)
対象期間を「年/月/日」の形式で入力します。無指定の場合は、入力済の全データが対象となります。
手順6)
出力オプションを選択します。
・明細を出力する
・得意先別の小計を出力する
・全得意先合計を出力する
・得意先毎に改頁する(印刷時)
手順7)
出力先が画面表示の場合は、[画面表示]ボタンをクリックします。
出力先がプリンタの場合は、[ページ設定]ボタンをクリックしプリンタの指定および用紙等の設定を行います。
また、印刷を実行する前に出力内容を確認するには[印刷プレビュー]ボタンをクリックします。
以上で、設定した条件に基づいて、LPG売上明細表が画面またはプリンタに出力されます。
11.3.2.3 LPG売上明細表 画面表示機能一覧
画面表示上の機能を説明します。
操作方法は、「
第2章 2.7 各一覧画面表示上の機能説明
」 を参照して下さい。
表示内容を印刷するには
・ツールボタンの[印刷]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[印刷]をクリックします。
なお、表示内容を印刷する場合には、あらかじめプリンタおよび用紙の設定内容を確認します。
設定内容を確認するには
・ツールボタンの[ページ設定]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[ページ設定]をクリックします。
必要であれば設定内容を変更します。また、プリンタも印刷可の状態になっているか確認します。
印刷内容をプレビューするには
・ツールボタンの[プレビュー]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[印刷プレビュー]をクリックします。
なお、表示内容を印刷プレビューする場合には、あらかじめプリンタおよび用紙の設定内容を確認します。
設定内容を確認するには
・ツールボタンの[ページ設定]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[ページ設定]をクリックします。
必要であれば設定内容を変更します。
表示内容をテキストファイルに出力するには
・ツールボタンの[テキスト]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[テキストファイルに出力]をクリックします。
別の得意先のLPG売上明細を参照するには
次のいずれかの方法で参照できます。
・メニューバーの[得意先]−[次 得意先]をクリックします。
・メニューバーの[得意先]−[前 得意先]をクリックします。
・メニューバーの[得意先]−[先頭 得意先]をクリックします。
・メニューバーの[得意先]−[最終 得意先]をクリックします。
表示データの順序を並べ替えるには
・メニューバーの[昇順]−[得意先コード]をクリックします。
・メニューバーの[昇順]−[フリガナ]をクリックします。
項目幅を標準に戻すには
・メニューバーの[表示]−[標準レイアウトに戻す]をクリックします。
編集画面にジャンプ(移動)するには
・編集したいデータ行をダブルクリックします。
11.3.3 LPG検針・配送伝票
11.3.3.1 LPG検針・配送伝票について
検針・配送伝票
:検針・配送伝票は、標準で2分類4種類のものが使用可能です。
用紙の選択は、
[LPG]−[LPG初期設定]の[基本項目]
にて行います。
【分類A】複写式連続用紙(弊社オリジナル)
@タイプ1(9インチ×4インチ)
Aタイプ2(9インチ×4インチ)
Bタイプ3(9インチ×4インチ)
【分類B】汎用カット紙(単票)
@汎用カット紙(サイズはA4/B5など自由)
発行方式
:検針・配送伝票を発行する際に、次の3方式の中から対象期間の取り方を選択します。
@月度方式
対象となる「月度」および対象締日を指定して検針・配送伝票を発行します。
A期間方式
対象期間を指定して検針・配送伝票を発行します。
この方式の場合には、対象締日を指定すれば該当締日をもつ得意先のみが、また無指定時は全得意先が対象となります。
B最新指針方式
月度や期間と関係なく得意先毎の最新指針データを出力します。
その場合の最新指針データは、伝票のタイプ選択時の内容によって今回指針または前回指針のいずれかに印字します。
なお、この方式の場合でも対象締日を指定可能で、無指定時は全得意先が対象になり、 指定時は該当締日を持つ得意先のみが対象になります。
出力項目
:各項目の値を検針票に出力するかしないかを選択できます。
[LPG初期設定]−[基本項目]
の[検針伝票]にて設定します。次表で○印の付いている項目は、LPG初期設定にて選択可能な項目です。
設置容器の印字
:LPG検針・配送伝票には最大8本分の容器を印字可能ですが、 その場合、帰着日のセットされていない容器のなかで配送日付の古い容器から最大8本分を印字します。
伝票No
:伝票Noは、LPG検針・配送伝票の連続Noで、
[LPG初期設定]−[基本項目]
の検針伝票連続Noの現在値と連動しており、途中から連続Noを変更することも可能です。
消費税
:商品台帳のLPG商品の税区分が外税の場合、今回料金を課税対象額と見なし消費税額を計算します。
そして消費税欄のない伝票タイプの場合は、今回請求額に消費税込みの金額を出力します。
なお、このLPG検針・配送伝票発行時の消費税計算はLPG商品のみが対象であり、 一方請求書発行における消費税計算はLPGをも含む全商品が対象です。
後者のほうが正式の消費税計算であり、両者の値に誤差が生じるような場合は後者の値が優先します。
現売
:今回御請求額と現売金額(あるいは合計と現売金額)が等しい場合は、現金・掛項目の掛を***で抹消します。
そうでない場合は、現金を***で抹消します。
なお、伝票タイプ1や汎用紙の場合は、今回ご請求額と現売金額が等しい場合に現金と出力します。
【検針前後におけるLPG検針・配送伝票の各出力項目】
1)
前回検針日
:検針前は対象期間内の最終検針日、検針後は対象期間以前の最終検針日。
2)
今回指針
:検針後に対象期間内の最終検針データを出力。
3)
前回指針
:検針前は対象期間内の最終検針データ(但し、メーター交換時はその旨表示)、 検針後は対象期間以前の最終検針データ(但し、メーター交換時はその旨表示)。
4)
ご使用量
:検針後に対象期間内の累計使用量を出力。
5)
前回使用量
:検針前に対象期間内の累積使用量を出力。
6)
前回残高
:検針前で「前回指針」が出力されている場合、今回請求額を出力。 検針後は対象期間以前の繰越残高を出力。
7)
今回ご請求額
:検針後、「前回指針」と「ご使用量」から算出した今回請求額を出力。
8)
今回料金
:検針後、「前回指針」と「ご使用量」から算出した料金(複数データの場合はそれらの合計)を出力。
9)
消費税
:検針後の今回料金の外税消費税を出力。
10)
合計
:検針後、今回料金と外税消費税の合計を出力。
11.3.3.2 LPG検針・配送伝票の発行手順
手順1)
次のいずれかの方法で、「LPG検針配送伝票出力指示」画面を表示します。
・[LPG]メニュー、[LPG販売管理]の[LPG検針・配送伝票]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[オプション]-[LPG]−[LPG販売管理]をポイントし、[LPG検針・配送伝票]をクリックします。
手順2)
対象となるLPG得意先の範囲を、発券SSおよびLPG得意先コードまたはフリガナで指定します。
発券SSおよび得意先を無指定の場合は、全SSの全得意先が対象になります。
手順3)
出力時の並び順を、得意先コードまたはフリガナのいずれかより選択します。
手順4)
発行方式を月度方式、期間方式、最新指針方式のいずれかより選択します。
手順5)
月度方式を選択した場合は、対象月度を「年/月」の形式で、また締日を1〜31の数値で入力します。
期間方式を選択した場合は、対象期間を「年/月/日」の形式で、また締日を1〜31の数値で入力します。
最新指針方式を選択した場合は、締日を1〜31の数値で入力します。
なお締日については、いずれの方式の場合でも指定した締日をもつ得意先を選び出すグルーピングの目的もあります。
手順6)
地区を指定します。
手順7)
検針予定日を指定します。
手順8)
順路を指定します。
手順9)
お知らせの内容を「全得意先共通」または「得意先毎個別設定」のいずれかより選択します。
手順10)
検針・配送伝票【お知らせ】欄に出力する内容を全角40文字(半角80文字)以内で入力します。
お知らせの内容は、お知らせコードにフォーカスがある時に
F4
キーまたは[一覧選択]ボタンをクリックして選択入力できます。
また、得意先毎個別設定を選択している場合は、[得意先別お知らせ入力]ボタンをクリックし、 得意先別にお知らせの内容を設定します。
手順12)
必要に応じて、[検針配送伝票設定]ボタンをクリックし、 検針配送伝票用紙の選択・印字内容・印字位置の調整を行います。
手順13)
[プリンタ設定]ボタンまたは[ページ設定]ボタンをクリックし、 プリンタの指定および用紙等の設定を行います。
専用用紙の設定方法については、「
第2章 2.5 印刷に関する操作
」を参照して下さい。
また、印刷を実行する前に出力内容を確認するには[印刷プレビュー]ボタンをクリックします。
印字位置の確認などの目的で印字テストを行う場合は、[テスト印字]ボタンをクリックします。
(汎用カット紙以外の用紙を選択している場合のみ有効)
手順14)
[出力]ボタンをクリックします。
以上で設定条件に基づく検針・配送伝票がプリンタに出力されます。
11.3.4 LPG容器配送予測一覧表
11.3.4.1 LPG容器配送予測一覧表について
11.3.4.1.1 配送予測について
配送予測計算方法は、直接入力方式と自動計算方式の2種類があり、 LPG得意先台帳において、計算方法を設定します。以下にそれぞれの計算方法について示します。
A)直接入力方式
配送サイクルを得意先毎に直接入力する方式です。
この方式の場合、配送日が入力されていて帰着日が入力されていない容器のうち最も古い日付のデータを検索し、 そのデータの日付に直接入力したサイクル日数を加算し次回配送予定日を計算します。
B)自動計算方式
得意先毎の配送サイクルを以下の手順にて自動計算し、次回配送予定日を求める方式です。
なお、得意先毎の容器台帳を検索し配送日が入力されていて帰着日が入力されていない容器が存在する場合のみ対象となります。
自動計算では、交換目安使用量と1日の平均使用量を算出して、交換までの日数を求めます。
以下、計算方法で出てくる産気率は 0.482m3/K (
LPG初期設定-基本項目
にて設定可能)とします。
手順1)交換目安使用量の算出
交換目安使用量は、以下のいずれかの方法で求められます。
1.1)LPG得意先台帳にて、交換目安使用量を手入力で設定。
1.2)交換目安使用量が設定されていない場合は、容器台帳の帰着していない容器の容量とガス残率にて自動算出します。
例)10K容器を2本設置した場合(産気率:0.482、ガス残率:90%と100%)
使用可能量=(容器容量×産気率×ガス残率)+(容器容量×産気率×ガス残率)
=(10K×0.482×90%)+(10K×0.482×100%)
=9.158m3
次に、使用可能量、交換本数、設置本数を使用して、交換目安使用量を求めます。
交換目安使用量=使用可能量÷(設置本数÷交換本数)
=9.158÷(2÷1)
=4.579m3
※交換本数が設定されていない場合、交換目安使用量は、使用可能量の1/2となります。
手順2)くいこみ使用量の計算
くいこみ使用量とは、複数本の容器を設置している場合に、 使用済みの容器から新しい容器にくいこんで使用している量を指し、以下の式にて計算します。
例)前回の容器交換時使用量が 5m3、10K容器を2本設置1本交換 の場合
くいこみ使用量=[前回交換時使用量]−[該当容器容量]×[産気率]
=5m3-10K×0.482m3/K
=0.18m3
上記例では、1本が使用済みとなり、2本目の容器に0.18m3くいこんで使用したことになります。
くいこみ使用量が0以上になった場合は、手順1で求めた、交換目安使用量から減算します。
手順3)1日当たりの平均使用量を計算
検針時/交換時指針から、3通りの1日あたり平均使用量を算出します。
(集合住宅で親得意先の場合は、子得意先の使用量も合計した使用量から平均使用量を算出します。)
@検針[1日当たりの平均使用量]=[前回検針時使用量]÷[検針間日数]
A交換[1日当たりの平均使用量]=[前回交換時使用量]÷[配送間日数]
B前年検針[1日当たりの平均使用量]=[前年同月前回検針時使用量]÷[前年同月検針間日数]
上記で求められた3通りの1日平均使用量のうち最大の値を1日平均使用量とします。
手順4)配送サイクルの計算
4.1)前回配送日の月の季節変動率(基準季節変動率)を基本として、月別の月間使用量を算出します。
[月間使用量]=[1日当たりの平均使用量]×[安全率]×[月間日数]×([該当季節変動率]÷[基準季節変動率])
4.2)交換目安使用量から月間使用量を減算していき、月間日数を配送サイクルに加算していく。
前回配送月と交換目安使用量がゼロになる月は、月でなく日毎で計算して、配送サイクルに加算する。
4.3)次に安全日数を考慮した最終的な配送サイクルを計算
[配送サイクル]=[配送サイクル]−[安全日数]
※安全日数・安全率についてはLPG得意先台帳の値の方が、LPG初期設定のものよりも優先します。
手順5)配送予定日の計算
[配送予定日]=[帰着日なしの最古配送日]+[配送サイクル]
11.3.4.1.2 [設置容器]項目欄の表示方法
指定したLPG得意先に帰着年月日が未入力の容器が存在する場合、表示対象となります。
A)容器管理を行う場合
B)容器管理を行わない場合
:容器番号を出力する。
11.3.4.2 LPG容器配送予測一覧表の作成手順
手順1)
次のいずれかの方法で「LPG容器配送予測一覧表出力指示」画面を表示します。
・[LPG]メニュー、[LPG販売管理]の[LPG配送予測一覧表]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[オプション]-[LPG]−[LPG販売管理]をポイントし、[LPG配送予測一覧表]をクリックします。
手順2)
対象となるLPG得意先の範囲を、発券SSおよびLPG得意先コードまたはフリガナで指定します。
発券SSおよび得意先を無指定の場合は、全SSの全得意先が対象になります。
手順3)
出力時の並び順を、得意先コードまたはフリガナのいずれかより選択します。
手順4)
地区を指定します。
手順5)
検針予定日を指定します。
手順6)
順路を指定します。
手順7)
配送予測日を「年/月/日」の形式で入力します。無指定の場合は、入力済の全データが対象となります。
手順8)
出力先が画面表示の場合は、[画面表示]ボタンをクリックします。
出力先がプリンタの場合は、[ページ設定]ボタンをクリックしプリンタの指定および用紙等の設定を行います。
また、印刷を実行する前に出力内容を確認するには[印刷プレビュー]ボタンをクリックします。
以上で、設定した条件に基づいてLPG配送予測一覧表が画面またはプリンタに出力されます。
11.3.4.3 LPG容器配送予測一覧表 画面表示機能一覧
画面表示上の機能を説明します。
操作方法は、「
第2章 2.7 各一覧画面表示上の機能説明
」 を参照して下さい。
表示内容を印刷するには
・ツールボタンの[印刷]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[印刷]をクリックします。
なお、表示内容を印刷する場合には、あらかじめプリンタおよび用紙の設定内容を確認します。
設定内容を確認するには
・ツールボタンの[ページ設定]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[ページ設定]をクリックします。
必要であれば設定内容を変更します。また、プリンタも印刷可の状態になっているか確認します。
印刷内容をプレビューするには
・ツールボタンの[プレビュー]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[印刷プレビュー]をクリックします。
なお、表示内容を印刷プレビューする場合には、あらかじめプリンタおよび用紙の設定内容を確認します。
設定内容を確認するには
・ツールボタンの[ページ設定]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[ページ設定]をクリックします。
必要であれば設定内容を変更します。
表示内容をテキストファイルに出力するには
・ツールボタンの[テキスト]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[処理]−[テキストファイルに出力]をクリックします。
別の得意先のLPG容器配送予測一覧表を参照するには
次のいずれかの方法で参照できます。
・メニューバーの[得意先]−[次 得意先]をクリックします。
・メニューバーの[得意先]−[前 得意先]をクリックします。
・メニューバーの[得意先]−[先頭 得意先]をクリックします。
・メニューバーの[得意先]−[最終 得意先]をクリックします。
表示データの順序を並べ替えるには
・メニューバーの[昇順]−[得意先コード]をクリックします。
・メニューバーの[昇順]−[フリガナ]をクリックします。
・メニューバーの[昇順]−[順路]メニューをクリックします。
・メニューバーの[昇順]−[配送予定日]メニューをクリックします。
項目幅を標準に戻すには
・メニューバーの[表示]−[標準レイアウトに戻す]をクリックします。
11.3.5 LPG軒下在庫一覧表
11.3.5.1 LPG軒下在庫一覧表について
LPG軒下在庫一覧表は、指定年月日時点における各得意先軒下のLPG在庫を予測し、一覧表にしたものです。
軒下在庫の値については、1日の平均使用量を求めて、前回交換日から現在日まで平均使用量を減算していった予測値となります。
参考)
11.3.4 LPG容器配送予測一覧表 [自動計算方式]-[1日当たりの平均使用量を計算]
[LPG軒下在庫一覧表の仕様]
容器(50K)
:設置されている50K容量の容器本数
容器(30K)
:設置されている30K容量の容器本数
容器(20K)
:設置されている20K容量の容器本数
容器(10K)
:設置されている10K容量の容器本数
前回配送日
:直近の容器交換日
在庫
:[在庫]=[容器使用可能量]−([1日平均使用量]×([現在日]−[前回配送日]))
11.3.5.2 LPG軒下在庫一覧表の作成手順
手順1)
次のいずれかの方法で「LPG軒下在庫一覧表出力指示」画面を表示します。
・[LPG]メニュー、[LPG販売管理]の[LPG軒下在庫一覧表]ボタンをクリックします。
・メニューバーの[オプション]-[LPG]−[LPG販売管理]をポイントし、[LPG軒下在庫一覧表]をクリックします。
手順2)
対象となるLPG得意先の範囲を、発券SSおよびLPG得意先コードまたはフリガナで指定します。
発券SSおよび得意先を無指定の場合は、全SSの全得意先が対象になります。
手順3)
出力時の並び順を、得意先コードまたはフリガナのいずれかより選択します。
手順4)
地区を指定します。
手順5)
検針予定日を指定します。
手順6)
順路を指定します。
手順7)
軒下在庫を予測する現在日を「年/月/日」の形式で入力します。[カレンダー]ボタンでの入力も可能です。
手順8)
出力先が画面表示の場合は、[画面表示]ボタンをクリックします。
出力先がプリンタの場合は、[ページ設定]ボタンをクリックしプリンタの指定および用紙等の設定を行います。
また、印刷を実行する前に出力内容を確認するには[印刷プレビュー]ボタンをクリックします。
以上で、設定した条件に基づいてLPG軒下在庫一覧表が画面またはプリンタに出力されます。
11.1 LPG初期設定
11.2 LPG台帳
11.3 LPG販売管理
11.4 LPG容器管理
11.5 LPGハンディターミナル
11.6 LPG保安管理
【
マニュアル目次
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